%% %% Copyright (C) 2000-2020 Kohsaku HOTTA, All rights reserved. %% ========================================================================== Ghostscript 9.52 + GSview 5.0 日本語化キット( Win32API )のインストール方法 << Windows 95, 98, Me, NT, 2000, XP, Windows 7, 8 & 10 対応版 >> Date: 2000-02-17 Update: 2020-05-05 ========================================================================== この新バージョンは、先の Ghostscript Ver.6.0 および GSview Ver.2.8 より インストールされるディレクトリおよびディレクトリ構造が、今までのバージョン とは全く異なっていますので、『 環境変数の設定 』には十分な注意が必要です。 さらに AFPL Ghostscript Ver.6.50 から標準のインストール・ディレクトリが、 いままでの C:\Aladdin から C:\gs へ変更されていますので注意してください。 インストールドライブが C ドライブのときには、次のようなディレクトリ構造に なっていますので、インストールの時に参考になさってください: ■ GPL Ghostscript 9.52 ( 日本語版 ) のディレクトリ構造 ■ C:\GS ------- \GS9.52 ------- \BIN ( gsdll32.dll など ) | |--- \DOC ( .htm 類など ) | |--- \EXAMPLES ( tiger.eps など ) | |--- \LIB ( cidfmap, gs_ini.ps など ) | |--- \KANJI ( article9.ps など ) | |--- \RESOURCE\Init ( 64 種類の ps ファイル ) | |--- \RESOURCE\FONT ( 35 種類の FONT ファイル ) | |--- \RESOURCE\CMAP ( 168 種類の CMap ) ■ GSview 5.0 のディレクトリ構造 ■ C:\Program Files\GHOSTGUM ------ \GSVIEW ( gsview32.exe, printer.ini など ) | |--- \PSTOTEXT ( pstotxt3.exe など ) ========================================================================== 【 参考事項 】 最新の GPL Ghostscript 9.52 の利用には、GSview 5.0 が必要になります。 また、GSview 5.0 の利用は AFPL Ghostscript 7.04 以降が必要となります。 ========================================================================== ※※※ 最新版利用の内容説明 ※※※ GPL Ghostscript 9.52 ( 日本語版 ) の実行ファイル :  32bit版 gs952w32full-gpl.exe ( 2020-03-20 <18,584,247 bytes> )  64bit版 gs952w64full-gpl.exe ( 2020-03-20 <18,839,734 bytes> ) GSview 5.0 の実行ファイル :  32bit版 gsv50w32.exe ( 2012-01-19 <2,032,640 bytes> )  64bit版 gsv50w64.exe ( 2012-01-19 <2,176,512 bytes> ) ★ 注意 I ★ 新バージョン GSview 3.0 から始まった『 GSview Registration 』について: GSview の起動時に GSview Registration のウインドウが表示されます。 (1)そこにある [Help] ボタンをクリックすると 『 If you wish to support the development of GSview or wish to disable the GSview nag screen, please consider registering GSview. There is no requirement for you to register GSview. GSview is made available with the Aladdin Free Public Licence, contained in the file LICENCE. This allows free use, but restricts commercial distribution. 』 なる Registration への説明がありますので、この意味をご理解ください。 (2)このウインドウにある [OK] ボタンをクリックすれば、通常に GSview の利用ができます。 ★ 注意 II ★ すでに以前のバージョンの Ghostscript と GSview がインストールされてある 方は、必ずアンインストールを行ってからインストール作業を開始してください。 例えば、Ghostscript 6.01 + GSview 2.9 がインストールされてある方は、次 の順序に従ってアンインストールを行ったあとで、インストール作業を始めます: (1)まず、Ghostscript 6.01 および Ghostscript Fonts の削除: (スタートメニュー)->(設定)->(コントロール パネル)-> (アプリケーションの追加と削除)より『 Aladdin Ghostscript 6.01 』および 『 Aladdin Ghostscript Fonts 』の削除(uninstall)をする。 (2)次に、ディレクトリ c:\Aladdin の削除: エクスプローラより、フォルダ Aladdin を削除してください。 (3)そして、GSview 2.9 の削除: (スタートメニュー)->(設定)->(コントロール パネル)-> (アプリケーションの追加と削除)より『 GSview 2.9 』を削除する。 以上の操作を完了した後に、以下のインストール作業を開始してください。 ========================================================================== ※※※ インストールの方法 ※※※ ◎ まず、はじめに「エクスプローラ」の「表示」の「オプション」で、 『 すべてのファイルを表示 』の設定をしてください。 ◎ 以下では、インストールドライブは C ドライブとして解説していきます。 そして作業領域を c:\tmp としますので、必要ファイルのダウンロード 先は、ここにあるものと仮定しています。 ◎ ハードディスクに直接ダウンロードしたときには、後でこのファイルが 必要になることがあるので、必ず他のドライブまたはフロッピーディスク、 USB、CD-R 等にバックアップを取っておいてください。 ★ 注意 III ★ ダウンロードするファイル類の置き場所のフォルダ名には気を付けてください。 フォルダの名前に日本語が入っているとインストールには失敗します。 必ず、ダウンロードしたファイル類は c:\tmp の様な英語(アルファベット)名 のフォルダにコピーしてから、インストール作業を進めてください。 ★ 注意 IV ★ インストールにおいては、レジストリに書き込みをします。 したがって、 Windows 2000/XP/7/8/10 においては、必ず管理者権限のある方が『 Administrator 』 または『 管理者としてプログラムを起動 』としてログインしてから後に、 インストール作業を開始しなければいけないことになります。 ★★ インストールは、必ず以下の順序で行なってください。 理由は GSview が ★★ インストールのときに、Ghostscript のバージョンをチェックするからです。 === [ Step 1 ] === GPL Ghostscript 9.52 ( 日本語版 ) のインストール === この GPL Ghostscript 9.52 ( 日本語版 ) は角藤亮氏によるものであり、 ここでは淺山和典氏による Win32API 表示ドライバなどを用いることにします。 なお、日本語 PDF はサポートされていません。 しかしながら、Ghostscript に組み込まれた pdfwrite デバイスを利用すれば、 Type 3 での埋め込みによる日本語 PDF を作成することはできます。 ( ただし、表示は Adobe Acrobat Reader 11.0.2 等を利用します。) 具体的には、次のような操作で PDF ファイルを作成します: (1) TeX 文書 foo.tex から dvipsk で変換した PS ファイルの foo.ps 作る。 (2) この foo.ps を GSview 5.0 にて表示する。 (3) GSview の メニュー・バーで 「File」→「Convert...」 より、『 Convert の Windows 』が表示されたら [Device] が pdfwrite であり、[Resolution] が 600 と 表示されていることを確認してから [OK] ボタンをクリックしてください。 (4) 『 Output Filename の Windows 』が開くので、PDF ファイルを保存する 場所を指定してから、PDF のファイル名( 例えば foo.pdf )を記入してください。 そして、[保存] のボタンをクリックすると foo.pdf が作成されます。 さて、Adobe Acrobat Distiller が利用できる環境にあれば、dvipsk で変換した PS ファイルから Distiller で簡単に綺麗な日本語 PDF を作成することもできます。 エクスプローラを開いて c:\tmp 内の日本語化キット gs952w32full-gpl.exe を ダブルクリックします。( 64bit版ならば gs952w64full-gpl.exe です。) ウィザード形式( 英語で )のインストーラ GPL Ghostscript Setup プログラムの 指示に従いながら日本語対応版の Ghostscript 9.52 のインストールを行います。 次の項目を確認してください: (1) インストールするディレクトリの決定になります。 Select the directory to install GPL Ghostscript in : Destination Folder C:\Program Files\gs\gs9.52 インストールするディレクトリは、C:\Program Files\gs\gs9.52 で良いかと訊ねて 来ますが、★ 必ず次のように変更してください。 ★ C:\gs\gs9.52 これは、以下の環境変数の PATH 設定で重要な事柄に成ります。 そして、『 Install 』をクリックすればインストールが始まります。 (2) これで、スタートメニュー内にフォルダ Ghostscript が自動的に作成されます。 最後に、 (3) 『 Completing the GPL Ghostscript Setup Wizard 』が表示されますので Generate cidfmap for Windows CJK TrueType fonts この項目に、★ チェックが入っていることを確認してください。 ★ すると、システムフォントディレクトリから対応する TrueType フォントを 検索して c:\gs\gs9.52\lib 内にある cidfmap を自動設定します。 そして、Show Readme のチェックを外してから『 Finish 』をクリックすれば Ghostscript のインストールが完了致します。 インストールが終了しましたら、一度エクスプローラを閉じてください。 === [ Step 2 ] === GSview 5.0 のインストール === 再び、エクスプローラを開いてみてください。 そして、c:\tmp 内の gsv50w32.exe をダブルクリックします。 ( ここで,64bit版ならば gsv50w64.exe です。) ウィザード形式( 英語で )の GSview Setup プログラムにより、 インストーラの指示に従いながら GSview 5.0 のインストールを行います。 ディレクトリ c:\Program Files\Ghostgum へのインストールであれば、 ( インストーラの言語( Select Language )で『 English [英語] 』を 選択する以外は )すべてデフォルトで良いと思いますが、すでに Adobe Acrobat Reader 11.0.2 を利用の場合には、次の点に注意してください: %%%%%%%%%%%% %% %% それは、『 GSview と関連付ける拡張子 PDF の選択 』で %% %% Associate PDF [.pdf] files with GSview %% %% にあるチェックボックスのチェックを外しておくことです。 %% その理由は、Ghostscript よりも Adobe Acrobat Reader 11.0.2 等の %% ほうが PDF ファイルの表示が高速だからです。 %% %%%%%%%%%%%% スタートメニュー(Start Menu folder)内に、フォルダ(Create Folder)の Ghostgum を作るかの質問のあとに、『 Finish 』のボタンをクリックすれば インストールが始まります。 インストールがうまくいけば、『 Installation successful. 』なるメッセージ が表示されますので、それを確かめてから『 Exit 』をクリックしてください。 インストールが終了しましたら、エクスプローラを閉じてください。 以上の [ Step 1 ] から [ Step 2 ] までの作業が終了したあとでは、 c:\tmp 内にある利用したファイルは、バックアップが取ってあることを確認 してから削除してください。 === [ Step 3 ] === 環境変数の設定 === Ghostscript および dviout for Windows などから正しく起動できるように するために、環境変数 PATH を設定します。 なお、利用されます OS により環境変数の設定方法が異なりますので注意してください。 (イ) Windows 98 ( Windows 95 ) ならば、起動ディスク C:\ の     autoexec.bat に以下に記述の 2 行を追加( メモ帳などを利用 )してから    『 パソコンを再起動 』します。 (ロ) Windows Me の場合には autoexec.bat に記述するのではなく、    「 システム設定ユーティリティ 」での編集作業を行います。    具体的には、[スタート] メニューの『 ファイル名を指定して実行 (R) 』を選択して    から『 msconfig 』と入力しますと「 システム設定ユーティリティ 」が開きます。    ここでの [環境] タブにて PATH の項目を選択してから [編集(E)] を押して、    その場所で必要な環境変数の追加記入をしてください。    標準の場所 c:\gs へのインストールであれば、この PATH の最後に     ;c:\gs\gs9.52\bin;c:\gs\gs9.52\lib    と追加記述されたら良いでしょう。    なお、Windows Me の場合には『 パソコンを再起動する 』必要があります。 (ハ) Windows NT の場合には、システム環境変数 または ユーザー環境変数 を登録して    から、再ログオンしてください。 (ニ) さらに Windows 2000 または Windows XP/7/8/10 の場合ならば、環境変数を    autoexec.bat に記述するのではなく、コントロールパネル内の    システム ---> 詳細シート(詳細設定)---> 環境変数にて    『 システム環境変数 』として設定してください。 以下においては、インストール先が標準の c:\gs の場合であるとして説明いたします。 上記の各 OS に対して解説しました場所への、★ 環境変数 PATH への追加記述を行います。★ %%%%%%%%%%%% %% %% 以下においては、 %% コロンの『 : 』と、セミコロンの『 ; 』を正確にタイプしてください。 %% セミコロンの『 ; 』が 2 箇所使われていることに注意してください。 %% %%%%%%%%%%%% SET PATH="%PATH%";c:\gs\gs9.52\bin;c:\gs\gs9.52\lib ★ 重 要: SET GS_LIB について ★ 今回より、環境変数 GS_LIB への記述は不要になりました。 SET GS_LIB の記述がある場合には【 必ず削除 】してください。 例えば、以前の gs8.00 用に SET GS_LIB=c:\gs\gs8.00\lib;c:\gs\gs8.00\kanji;c:\gs\fonts なる記述がある場合には、この一行を削除します。 %%% 注意 1 %%% %% %% 上の環境変数の設定では,余分なスペースを入れないように細心の %% 注意が必要になります。 %% さらに、最後のスペースも無視されませんので、挿入しないように %% してください。 %% %% ★ SET PATH について ★ %% すでに、 %% SET PATH="%PATH%";c:\abc\de;c:\fg\hij %% などがある場合には、必ずこの行の最後に %% SET PATH="%PATH%";c:\abc\de;c:\fg\hij;c:\gs\gs9.52\bin;c:\gs\gs9.52\lib %% のように付け加えてください。 %% %% 新しく、次のような一行を %% SET PATH="%PATH%";c:\gs\gs9.52\bin;c:\gs\gs9.52\lib %% 記述すると、この行は読み込まれませんので注意が必要です。 %% %%%%%%%%%%%%%% %%% 注意 2 %%% %% % 以前に Ghostscript 5.50 + GSview 2.7 の日本語版( Win32API )を % 利用していた方は、autoexec.bat に次のような記述があるはずです: % SET PATH=%path%;c:\gstools\gs5.50 % SET GS_LIB=c:\gstools\gs5.50;c:\gstools\gs5.50\kanji;c:\gstools\gs5.50\fonts % この記述で SET GS_LIB を削除してから、上記のように書き直してください。 %% %%%%%%%%%%%%%% ★★ 環境変数の設定後は、Windows 95/98/Me では【 再起動 】を忘れないことです。 ★★ Windows NT/2000/XP/7/8/10 では環境変数はすぐに反映されるので必要はありません。 === [ Step 4 ] === 【 参考事項 】 cidfmap ファイルの編集 === 参考事項として、先の [ Step 1 ] における (4) Use Windows TrueType fonts for Chinese, Japanese and Korean なる項目へのチェックにより C:\gs\gs9.52\lib 内にある cidfmap ファイルへの 自動設定により、どのような追加記述がなされるのかを解説しておきましょう。 まず、この自動設定により元の cidfmap は cidfmap.bak とリネームされて C:\gs\gs9.52\lib 内に残ります。 そして cidfmap は、次のような新しい記述になります( Windows XP にて ): %! % cidfmap generated automatically by mkcidfm.ps from fonts found in % C:/WINDOWS/fonts % Substitutions /Gungsuh << /CSI [(Korea1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/batang.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 2 >> ; /MS-Gothic << /CSI [(Japan1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/msgothic.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 0 >> ; /Dotum << /CSI [(Korea1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/gulim.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 2 >> ; /GulimChe << /CSI [(Korea1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/gulim.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 1 >> ; /BatangChe << /CSI [(Korea1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/batang.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 1 >> ; /MS-PGothic << /CSI [(Japan1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/msgothic.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 1 >> ; /MingLiU << /CSI [(CNS1) 2] /Path (C:/WINDOWS/fonts/mingliu.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 0 >> ; /PMingLiU << /CSI [(CNS1) 2] /Path (C:/WINDOWS/fonts/mingliu.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 1 >> ; /SimSun << /CSI [(GB1) 2] /Path (C:/WINDOWS/fonts/simsun.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 0 >> ; /DotumChe << /CSI [(Korea1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/gulim.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 3 >> ; /MS-UI-Gothic << /CSI [(Japan1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/msgothic.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 2 >> ; /GungsuhChe << /CSI [(Korea1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/batang.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 3 >> ; /Batang << /CSI [(Korea1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/batang.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 0 >> ; /MS-Mincho << /CSI [(Japan1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/msmincho.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 0 >> ; /NSimSun << /CSI [(GB1) 2] /Path (C:/WINDOWS/fonts/simsun.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 1 >> ; /MS-PMincho << /CSI [(Japan1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/msmincho.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 1 >> ; /SimHei << /CSI [(GB1) 2] /Path (C:/WINDOWS/fonts/simhei.ttf) /FileType /TrueType /SubfontID 0 >> ; /Gulim << /CSI [(Korea1) 3] /Path (C:/WINDOWS/fonts/gulim.ttc) /FileType /TrueType /SubfontID 0 >> ; % Aliases /MSung-Medium /MingLiU ; /Ryumin-Medium /MS-Mincho ; /HeiseiKakuGo-W5 /MS-Gothic ; /MSung-Light /MingLiU ; /GothicBBB-Medium /MS-Gothic ; /HYRGoThic-Medium /Gulim ; /Ryumin-Light /MS-Mincho ; /HYGoThic-Medium /Dotum ; /STHeiti-Regular /SimHei ; /STFangsong-Light /SimSun ; /STSong-Light /SimSun ; /HYSMyeongJo-Medium /Batang ; /HeiseiMin-W3 /MS-Mincho ; /STKaiti-Regular /SimHei ; /MKai-Medium /MingLiU ; /MHei-Medium /MingLiU ; 上のように編集すれば、Windows に標準の日本語 TrueType フォントを利用して PS ファイルおよび PDF ファイルが表示されます。 PDF ファイルを作成するときには、日本語 TrueType フォントが埋め込まれます。 === [ Step 5 ] === dviout for Windows への設定 === それには、dviout for Windows を起動してから 「Option」→「Setup Parameters」→「Graphic」の項目ページの「gsx」の欄に 32bit版ならば 『 c:\gs\gs9.52\bin\gswin32c.exe 』 と記述して、 64bit版ならば 『 c:\gs\gs9.52\bin\gswin64c.exe 』 と記述して、 「Save」ボタンを押してから、「適用」→「OK」のボタンを順に押してください。 続いて、「REGISTRY」項目ページのリストボックスのなかから『gsx』を探して その行に + マークが付いているかを確認してください。 もし、+ マークが付いていなければ『gsx』の行をクリックして「Auto Load」の ボタンを押して + マークを付けてから「Save」→「適用」→「OK」のボタンを 順番に押してください。 これで、dviout の次回の起動からは Ghostscript 9.52 の利用ができます。 === [ Step 6 ] === GSview への設定 === GSview 5.0 において Win32API を用いての日本語表示ができる設定をします。 始めに、スタートメニューからフォルダ Ghostgum 内の GSview 5.0 を クリックして GSview を起動します。 ( スタートメニューに登録してない時には、c:\Program Files\Ghostgum\gsview 内の gsview32.exe をダブルクリックして GSview を起動してください。) 最初の ★ 注意 I ★ で述べましたように、起動すると GSview 3.0 より始まった 『 GSview Registration 』のウインドウが表示されますので注意してください。 このウインドウにある [OK] ボタンをクリックすれば、GSview の利用ができます。 【【【 ■ 重 要 事 項 ■ 】】】 開発中止 (2018.10) と成りました最終版 GSview 5.0 では,最新の Ghostscript には充分に対応していません。 ですから,GSview 5.0 の利用は Ghostscript のインストール確認用ソフトとお考えください : 設定(1) Options ---> Safer のチェックを外す。 設定(2) 次のような GSview のメニュー・バーの Options から調べます: Options → Advanced Configure 内にある Ghostscript Options: 編集ボックスに -dSAFER -dWINKANJI を追加記述する。 具体的には,編集ボックスにある記述の -dNOPLATFONTS -sFONTPATH="c:\psfonts" なる行の末尾にスペースを一つ入れてから -dSAFER -dWINKANJI を追加記入します: -dNOPLATFONTS -sFONTPATH="c:\psfonts" -dSAFER -dWINKANJI この後に、編集ボックス右上にある [OK] ボタンを押すことを忘れないでください。 このオプション -dWINKANJI で有効となるのは、淺山和典氏による表示 ドライバを、ビットマップフォントも可能なように拡張したものです。 === [ Step 7 ] === 動作確認をします === スタートメニューから、フォルダ Ghostgum 内の GSview 5.0 をクリックして GSview を起動します。 ( スタートメニューに登録してない時には、c:\Program Files\Ghostgum\gsview 内の gsview32.exe をダブルクリックして GSview を起動してください。) そして次の二つが、うまく表示できることを必ず確認してください。 (その1)画像表示は、c:\gs\gs9.52\examples 内の tiger.eps を GSview で表示して『 虎の絵 』が確認できれば OK です。 (その2)日本語表示は、c:\gs\gs9.52\kanji 内の article9.ps を GSview で表示して『 日本国憲法第九条 』が確認できれば OK です。 ここでエラー・メッセージが出て表示に失敗する場合には、上記 [ Step 3 ] の 「環境変数の設定」の再確認とともに、『 GSview の Options の部分 』の確認を 行ってください。 具体的には、次のような GSview のメニュー・バーの Options から調べます: (1) Options → Easy Configure にて、 Which verion of Ghostscript do you wish to use ? が『 9.52 』となっているか を確認します。 (2) Options → Advanced Configure にある次の 2 つの項目を確認する。 Ghostscript DLL: C:\gs\gs9.52\bin\gsdll32.dll Ghostscript Include Path: C:\gs\gs9.52\lib;C:\gs\gs9.52\kanji;C:\gs\fonts ここで Windows 95/98 系においては円記号の \ は、バックスラッシュにて表示 されますので注意してください。 === [ Step 8 ] === プリンタの利用について === GSview での表示物のプリントをするときのアドバイスです。 プリントには、「File」→「Print」にて印刷のウインドウを開いてから、 「Print Method」の欄で指定します。 次のような 3 つの選択があります: (1) Windows GDI printer 非 PostScript プリンタへの出力の場合に指定します。 標準の Windows printer driver を利用しての印刷を行ないます。 詳細は [Settings] で設定してください。 (2) Ghostscript device 非 PostScript プリンタへの出力の場合に指定します。 ここでは、Ghostscript printer drivers を利用しての印刷を行ないます。 この場合には、プリンタの設定では普通『 mswinpr2 』を指定します。 (3) PostScript Printer PostScript プリンタへの出力の場合に指定します。 詳細は [Settings] で設定してください。 === [ 補 足 ] === アンインストール方法について === Ghostscript 9.52 または GSview 5.0 のアンインストール方法は、 通常の Windows 用のアプリケーションの場合と同じです。 Windows 95/98/NT/2000 では、 「コントロールパネル」→「アプリケーションの追加と削除」にて行ないます。 Windows XP/7/8/10 ならば、 「コントロールパネル」→「プログラムの追加と削除」で行なってください。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ ■■■ 参考事項 ■■■ ここで提供した Ghostscript と GSview がインストールされている環境の もとでは、pLaTeX2ε における Graphics パッケージでの EPS 図版の 貼り込みが dviout for Windows により可能になっています。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ -------------------------------------------------------------------------- Kohsaku HOTTA < khotta.org > http://khotta.org/ghost/index.html ==========================================================================